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2006年12月11日

琉球犬

琉球犬(りゅうきゅうけん・りゅうきゅういぬ)

犬種:琉球犬(沖縄では「トゥラー」「アカイン」などと呼ばれている)
原産国:日本国 沖縄県
体高:オス49~55cm、メス46~52cm
体重: 15~20kg
性格:人懐っこくおとなしいが縄張り意識が強い。沖縄県だけに暑さに強い。
    また、勇敢で従順と日本犬共通の特徴もあるようです。
耳: 逆八の字状の小さな立ち耳で左右の間隔が広い
目: 瞳の色は茶色もしくは青色 (ヒージャー目)
尾: 半円形の差し尾
毛(コート):硬く短い毛の二重構造(ダブルコート)で、密生しておらず耐暑性に優れている。
色は、虎(トゥラー)・白(白トゥラー)・黒(黒トゥラー)赤毛(アカイン)・焦げ茶等。
  「アカイン」は茶色一色の犬ですが、口の周りが黒いものとそうでないものがいます。        
犬のグループとしては狩猟グループに属し、嗅覚・敏捷性・持久力に秀でているそうです。
実際に沖縄北部のやんばるではイノシシ猟に使っている方もいるそうです。


琉球犬の外見的特長
ストップ(前頭骨の額段部)が浅く、逆八の字にピンと立った耳、尾は差し尾で胸幅や胸の厚みが豊富で
前躯(く)の発達が良い。
ストップ(前頭骨の額段部)が浅い犬というのは原種に近いということのようです。

南の島の稀少な縄文犬、「琉球犬」

琉球犬のルーツは、縄文時代初期に琉球民族が九州地方から沖縄へ渡る際に同伴したマタギ犬(山岳狩猟犬)
だと考えられております。

琉球犬(りゅうきゅうけん・りゅうきゅういぬ)は日本の在来種のなかでも最北端に生息する
北海道犬(アイヌ犬)と遺伝的には近い縄文犬だと言われております。
(南アジアから入ってきた古い犬種とされます。)
なぜ最北端と最南端の島の在来犬が同種だと言われているのでしょう。

弥生時代に入ると、北海道と沖縄を除く地域(本州・四国・九州)には、渡来人とともに
比較的新しい犬種で東北アジアから入ってきた北方系の犬が流入しました。
その様な時代の流れと共に日本犬(南方系、いわゆる縄文犬)はそれらの犬と同化し、
姿を消すことになったようです。
その一方で、北海道と沖縄では縄文犬の血統が維持することができたと言われております。

琉球犬は「りゅうきゅうけん」とよく言われますが、正式には「りゅうきゅういぬ」というそうで、
沖縄では琉球犬をトゥラー(虎毛の琉球犬)またはアカイン(赤毛の琉球犬)と呼ばれており、
イノシシ猟や鳥猟の猟犬として使役しました。トゥラー(虎毛の琉球犬)の場合その毛の色に応じて
赤トゥラー(赤虎毛)、黒トゥラー(黒虎毛)、白トゥラー(白虎毛)と呼ばれてます。

沖縄の在来種である琉球犬は古くから狩猟犬としてイノシシ狩りに活躍していた犬ですが、
第二次世界大戦・太平洋戦争とで壊滅的被害に遭い、食糧難で激減。一時は絶滅の危機も迎えましたが、
沖縄本島北部地域と八重山地域にわずかに生存していた犬達によって、かろうじて絶滅せずにすんだそうです。


琉球犬保存会

1990年(平成2年)・「琉球犬保存会」設立。

古くからいるこの在来種、琉球犬の血を絶やすことなく、保護と普及を目指し、
1990年(平成2年)に「琉球犬保存会」ができました。
保存会発足当時は20頭ほどしかいなかったそうですが、戻し交配で少しずつ繁殖させ、
1995年(平成7年)、沖縄県の天然記念物に指定され、今では1500頭近く登録されているそうです。

現在、一部の琉球犬は県指定の天然記念物になっており、子犬の頭数も少ないため、
沖縄県在住の人しか入手できません。

国内ではアイヌ犬同様、最も古く貴重な犬であることがわかったのです。

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投稿者 cheb : 00:15 | コメント (0) | トラックバック

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